No08 賦課方式

2017.11.15 No.08 賦課方式って何?

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                     とれとれE★社労士  

   

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こんにちは!

「賦課」とは、国語辞典では「割り当てて負担させること」といった意味が

あります。

一般的にあまり使わない用語ですが、社労士試験では公的年金は基本的に

「賦課方式」で運営されているので、まず、しっかり理解する必要があります。

 

今、現状問題となっている賦課方式のメリット、デメリットを理解しましょう。

 

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┏━■今日のポイント■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  

  賦課方式てなに?

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┏━■世代間扶養

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NO.5の例題4で、公的年金は「世代間扶養」の仕組みであると説明しましたね。

まず、ここでは、世代間扶養の仕組みを理解し、賦課方式てどういうことなのか

を学習しましょう。

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■世代間扶養のイメージは、「家」。

自身が現役時代は、老後の親の扶養をし、引退したら、今度は現役

の子どもの世話になります。

世代間扶養は、それを、国家(社会全体)にひろげたと考えればい

いです。その時々の現役世代が負担する保険料を財源として、年金

を給付するというしくみです。

 だから、しっかり自分自身が現役時代に親の扶養をしないと

(=保険料を払わないと)自分が年金世代になったときには、

支えてもらえません(=無年金になります)。

自分が年金をもらうためには、現役時代に保険料を払って、老後は支

えてもらうその権利の積立てをしているわけです。

それに対して、私的保険(例えば生命保険の個人年金など)は、自分の

納めた保険料がしっかり積み立てられていて、老後は利子と共に受け

取れるという「積立方式」となっています。

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┏━■積立方式と賦課方式

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簡単にいうと、「現在の高齢者に対する年金給付を、現役世代の保険料収入」

でまかなうのが賦課方式。それに対して、これは貯金と同じで、「現役世代の

保険料はそれぞれ個人の将来の年金給付となる」というのが積立方式考え方です。

 

賦課方式は、その時代、その時代に生活できる生活保障額を支払うことが出来る

というメリットがあります。

 

しかし!!!「賦課方式は、少子高齢社会に弱い」という最大のデメリットがあり、

今まさに、日本はその状態で、

老人1人を現役世代8.5人で支えていた1970年に比べて、今は、3.5人で1人、

2025年には1.9人で1人を支えなくてはならなくなり、いくら頑張っても支えき

れない状態が予測され、支える現役世代と年金受給者の数のアンバランスが急速

に進行!!し、これまでどおりの年金給付水準を確保するには、保険料を相当アップ

させなければならなくなりますが、そうすると現役世代は、もちませんし、世代間

での不公平感はぬぐえません・・・。

そこで、「社会保障と税の一体改革」や年金改革等を行なっているわけです。

 

 

▼▲今日の選択式対策問題▲▼

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適当な語句をうめましょう。

 

問1

現行の基礎年金制度においては、当年度の給付に必要な費用は、現在の

( A )により支えられる仕組みになっているため、当年度に未納・

未加入によって、支払われなかった保険料は、その者の将来の給付に

つながらないだけでなく、その分他の者の( B )が重くなる構図に

なっている。もとより、公的年金制度がいわゆる( C )を認めない

強制加入の(  D  )であることから、未納・未加入者の増加は放置でき

ない。           (H13-問5社会一般選択式一部抜粋)

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⇒現行の「基礎年金制度」において~という書き出しをまず確認!

 「基礎年金制度」について、賦課方式なんですよという内容が前半部分。

  後半部分については、公的年金制度は原則、強制加入なんですよ!

 という内容ですね。

 Cは難しそうですが、本来は選択肢の中から語句を選びますから、

 大丈夫です。

 

 

>>

 

今日の選択式対策問題問1の答え

 

A被保険者 

B保険料負担 

C逆選択 

D社会保険

 

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適当な語句をうめましょう。

 

問2

全国民共通の基礎年金の財政方式は、基本的に( A )で収支の均衡

を図る( B )であり、毎年の基礎年金の給付に要する費用について、

第1号被保険者については( C )、第2号被保険者及び第3号被保

険者については( D )に応じて人頭割により公平に負担することと

されている。           (H13-問8国年選択式一部抜粋)

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⇒基礎年金の財政方式は、

 ・単年度収支であること

 ・賦課方式であること

 が出題されています。

 

>>

 

今日の選択式対策問題問2の答え

A単年度 

B賦課方式 

C保険料納付者数 

D20歳以上60歳未満の被保険者数

 

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  ■■ まとめ ■■

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 ・「積立方式」                         

  将来の年金給付に必要な原資をあらかじめ保険料で積立てていく  

  財政方式。                          

 ・「賦課方式」                         

  毎年度、年金給付に必要な費用を、その年度の被保険者(加入者) 

  からの保険料でまかなっていく財政方式。          

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