独学でも大丈夫 全13名分掲載中♪
~あきさん(本名 秋草 憲之) 昭和28年生 栃木県在住~
“H12年合格者”
1.受験動機
昔から法律関係が好きだったので「町の法律屋さん」と言われている「行政書士」の資格を
昭和63年に取得しました。その行政書士の資格を生かして、更にステップアップできるもの
として「社会保険労務士」に挑戦しようと考え、直後に一度勉強を始めようとしましたが、
会社の仕事がどうしようもなく忙しくなり、ほとんど勉強はできず、一度も受験できる状態に
ならないまま10年以上経過した4年前に、やはりこれから「社会保険労務士の資格は絶対
に必要だ」と痛感し、あらためて、再度挑戦することにしました。
2.受験回数(今回で) 4回
■ 1年目(平成9年)
・ 会社の施策として「消費生活アドバイザー」の資格取得奨励の方針があり、かけもち受験
であったため、社労士の勉強はあまりできず、当然ながら不合格。
マンパワーの通信で勉強しましたが、全く合格点に達しない状況でした。
・ 本試験の結果は、記述が平均2点、択一は25点前後だったと記憶しています。
■ 2年目(平成10年)
・ 社労士の勉強に専念できるようになり、時間は有る程度確保できる事となりましたが、
自分の勉強法が確立できず、1年目に使ったマンパワーの通信教材をもう一度復習
する独学の形でスタート、当然種々の法改正にもついてゆけず、情報不足と消化不良
のまま受験。
・ 本試験では記述3点もあったけれど、2点以下のほうが多かった。択一は合計で
35点でした。
■ 3年目(平成11年)
・ 三度目の正直と言う気持ちもあり、かなり焦りが出ていました。
市販の関連図書を結構買いこみ、「通達が重要だ!」と聴けば、その関連の本を買い、
「一般常識はこれがポイントだ!」と言われれば必ず購入すると言った具合で、
お金がかかったわりには効果は表れず。
基本をおろそかにしたつけが、本試験択一の厚生年金全滅(0点)と言う散々な成績
で終り、大ショックでした。
■ 4年目(平成12年)
・なんとか合格、20世紀最期の年に10年来の夢を叶えることができました。
3.合格年の学習方法
・ 前年までの失敗を繰り返さないためにも、確実な方法として「通学」を真剣に
考えましたが、自分の勉強スタイルを確立する意味でも、また自分自信の極限の
実力を試してみたいと考え、結局基本を「独学」で行く事としました。
そして、過去3年間の反省から、記述対策を中心にやっていこうと決めました。
また、基本書は通勤の電車の中の往復約90分で最低5回程度まわす事を目標と
しました。
さらに、徒歩や乗り換え等の本が広げられない時間の合計90分を、カセット講座を
聴く事に当てました。また、昼休み、会議等の待ち時間を利用して少しでも勉強が
できるように、過去問題集を縮小コピーし、ポケットに入る程度の大きさに製本し
持ち歩き、許される限り見るようにしました。
また、ハガキ用のクリアファイルに記述対策用の問題集を縮小コピーして入れて、
風呂の中でも演習しました。そして、家に居る時のちょっとした空き時間で、
単語カード化したものを見る癖をつけました。この方法は、一般常識対策に非常に
有効だったと思っています。
細切れの時間でも、寄せ集めれば、相当の知識が吸収できるのではないでしょうか。
4.学習時間
・通勤往復(基本書) 90分×20日×10ヵ月=300時間
・ 〃 (カセット) 90分×20日×10ヵ月=300時間
・入浴時 (記述問題) 10分×30日×10ヵ月= 50時間
・細切れ空き時間(過去問) 60分×30日×10ヵ月=300時間
・土、日、休日(その他) 90分× 8日×10ヵ月=120時間
合計 1070時間
・ こうやって、ふりかえってみると、「細切れの時間」だけでもけっこうな
比重を占めています。
しかし、重要な事は「何時間勉強したか」ではなく、「どれくらい理解できたか」
「いくつ覚えられたか」だと思います。
5.使用教材
■基本書 「真島のわかる社労士」(住宅新報社)
・とてもわかりやすく、覚えやすい本でした。5回転ほどして、ほぼマスターできました。
この本があったからこそ合格できたんだと思っています。
■カセット 「I.D.E カセット講座」
・ 井出先生のカセット講座のカセットテープのみ購入し、繰り返し聴きました。
32巻(1巻90分)を6回転しました。他のカセットと比較すると、数段わかりやすく、
ポイントを突いていて、とても良かったです。理解が深められたのも、このカセットの
おかげだと思っています。
■過去問題集(択一系)
「ピーファクトリー 一問一答過去問題集」
・ 社労士 成澤先生の一問一答形式の問題集です。ちょっとマイナーですが、それなりに
良かったです。5肢選択形式か一問一答形式か、意見が分かれるところですが、
私は一問一答形式を選びました。
■記述(選択)系問題集 「記述マスターファイル」(大原)
・ 勉強を始めた時点では、選択形式になるとは夢にも思わなかったので、
言葉が覚えやすく内容が豊富なこの記述マスターファイルにしました。
出題形式は変わりましたが、この手の出題は条文及び言葉を確実に覚えなければ、
合格は望めないと思います。 4回転ほどやりました。
■暗記系 「暗記カード」(TAC)
・ コンパクトに纏まっていて、結構使いやすかった。市販はされていなくて、TACに直接
申し込みました。
■労務管理・その他一般常識対策 「人事・労務用語辞典」(日経連出版部)
・ 買うには買いましたが、あまり見ませんでした。後で読み返してみたら、本試験で
苦労して正解できなかった「ドラッガー」もちゃんと載っていました。やはり購入して、
一度は全部に目を通しておくべきだと思います。
■白書対策 「白書対策講座」(日本法令)
・ 労働、厚生の両白書については、自分で白書を手に入れて読んだとしてもポイントが
良く掴めず、非効率です。どこかの白書講座を受講し、ポイントのみ押さえる事が
必要です。
日本法令の白書講座を毎年受講しておりましたが、要領よく重要ポイントが
纏められていて、内容、費用の兼ね合いからいっても、これはお薦めです。
■直前対策 「ファイナルチェックゼミ」(TAC 全4回)
・ 直前期の知識の整理として、お薦めです。わかりやすくてよかったな。
■模擬試験
・ TAC、LEC、IDE、日本法令など、中間と最終を合わせて6回ほど受けました。
1つの受験で1点アップするといわれていますが、やはり効果はそれなりにあったと
思います。
受験した模擬テストを平均して、38点以上を確保できれば、本試験で充分通用
するのではないかと、4年間の経験から、私は思います。
■メール配信系 「とれとれE★社労士」
・ keikei先生のメール配信の社労士講座です。
過去問解説中心で、とてもわかりやすく、ずいぶん助けていただきました。
質問にも気安くお答え頂けるので、独学中心の方には特にお薦めです。
私は、無料講座と有料講座の両方を、時々会社で内緒でこっそり見ていました。
そしてある程度溜まったら印刷し、製本して持ち歩き、何回も読み直す事を
心がけました。
■月刊誌 「社労士V」(日本法令)
・ 月刊誌なので、法改正がタイムリーに反映されてとても良いです。これを毎月しっかり
チェックしておけば、「法改正講座」は特に受講しなくとも充分だと思います。
基礎、選択,択一、ワンポイントと、科目ごとに毎月解説されます。レベル的には
中級者以上向きだと感じます。
■隔月誌 「無敵の社労士」(大栄)
・ 内容的には、読みやすく、初心者にも向いていると思いますが、隔月発行なので、
若干情報が遅れます。私は単語カードサイズの付録の「暗記カード」を目当てに
購入し、利用させてもらいました。
■HP系 「IDE塾 1日1問」
・ 本試験前三ヶ月ぐらいから、毎日利用させて頂きました。今では、「kentei.com」等
いくつかありますが、井出先生のが一番良いように思います。
6.本試験での得点
・ 選択 労基、安衛・ 労災・ 雇用・ 労一 ・社一・ 健保 ・厚年 ・国年・ 合計 5 5 5 4 3 3 3 4 34
・ 択一 労基、安衛・ 労災・ 雇用・ 労一、社一 ・健保・ 厚年 ・国年 ・合計 10 9 6 6 4 7 10 52
7.本試験をふりかえって
・社労士の試験は、独学はかなり不利だと言われていますが、独学に近い環境でも
決して合格できない試験ではないと思います。現に私は「独学組」でなんとか
滑り込むことができました。
通学できればそれがベストですが、金銭面や地域の関係で独学に近い環境しか
確保できない場合、大切な事は、いかに、理解すべきポイント、覚えなくてはならない
最低限の部分を早く見つけられるかです。私が辿ってきたように、独学ですと、なかなか
要領よくポイントを見つける事ができません。通学であれば、講師に聞く事も比較的容易
ですから、問題解決もすぐできますが、独学の場合わからなくなってくると、
質問する方法がないため、ループ状態になってしまいそこからなかなか抜け出すことが
できなくなってしまい、あまり重要でない、細かいところだけが気になり自滅してしまう
ということになります。
そんな状態になったとき、情報交換ができるなんらかのコミュニケーションの手段を、
予め確保しておく事も一つの方法です。そして、なんといっても重要なことは、
「理解するための繰り返しの学習を怠らないこと」ではないでしょうか。
それらを行なう上で「基本書との相性」は特に大切です。
「よくわからない」「自分とはどうも合わない気がする」と感じていたら、早い時期に
思い切って代えて見ることも必要ですし、大胆な発想の転換も必要です。
そして、なんといっても「細切れ時間の活用」があと1点を引き寄せます。
私が紙一重の差で今回合格できたのも、この細切れ時間が活かせたからだ
と思っています。
4回目の今回、過去3回の教訓から、普通にやっていたのでは駄目だと感じて
いました。一生懸命やっているのは、皆さん同じです。
なにか一つでも、僅かな差で抜け出られるような工夫が必要だというのは
おぼろげながら判っていましたが、具体的にどうすれば良いのか、すぐには
思いつきませんでした。通学せず、覚えてもすぐ忘れる、こんな非効率的な状況の中
での私が唯一できる事、それは「限られた期間の中で、時間をより多く確保して、
ひとつでも多く覚えることしか無い」という結論に達しました。
だから、常に「社労士試験」を意識してたとえ5分でも時間が空けば、暗記カードを見て、
一語でも多く覚えるように努めました。
・ 私の今回の「健保択一4点」はまさに紙一重でした。
1点の重み、そして貪欲に1点をもぎ取る大切さを痛感しました。
社労士試験は、まさに、その1点が合否の分かれ目になります。
「最後まで決してあきらめない」「粘って粘って粘り抜く」ことが、
本当に必要なのだと痛切に思います。
・ 3回目を失敗した時、もうやめようと考えた時期があります。
でも、なんとか自分自身を叱咤し、ぎりぎりで踏みとどまって、今回、官報に載る事が
できました。
今、思い起こしてみれば運良く前回で合格したとしても、本当の意味での理解は
できていなかったんじゃないかと反省しています。これから社労士をやっていく上で、
今日までの時間は決して無駄にはなっていないんだと思います。
・ 社労士試験は、自分がかけた努力の数と、かかわってくださった皆様の数に比例して、
必ずいつか報われる試験なんだと痛感しました。ありがとうございました。
~ HIROさん ~
“H12年度合格者”
平成12年12月1日、やっとこの日がやってきました。本当に
「やっとここまで来た」と言うのが正直な気持ちでした。
本当に長い受験生活でした。多分こんなに四苦八苦しながら合格した人はあまりいない
と思います。それだけに、これを読んでいただける方には、くれぐれも私と同じ失敗を
しないよう是非参考にして頂けたらと思います。
受験を決意したのは、平成6年の10月頃だったと思います。
通信講座に申し込み、テキストが届き労働基準法から始めた頃でした。
思いがけない事がおこりました。皆さんもご存じの、あの阪神大震災の発生でした。
幸い自宅の被害は少なかったものの職場が大阪にあったため交通機関の遮断で通勤が
不可能となりました。そこで、私は大阪の会社の寮へ、家族は嫁の実家へと別居を
余儀なくされました。当然、勉強どころでは無くなってしまいました。
本試験は試験の雰囲気だけでも知っておきたいと言うことでとりあえずうけました。
結果は、当然箸にも棒にもかからないという結果でした。
そして次の年、前年の通信教育の教材もあることでもあり独学ですることにしました。
途中、中だるみもありましたが自分なりにはがんばったつもりでした。本試験は合格まで
あと1点が足りず、落ちました。
しかし、これでもう大丈夫と言う気になってしまいました。これが不合格スパイラルの
始まりでした。
平成9年は史上まれにみると言う難問続きでダメ、平成10年、11年はボーダー上に
ありながらダメ、本当にどうしたらいいかパニックになってしまいました。
そこで、今までの勉強方法を徹底的に見直す事にしました。
まず、自分にあった基本書、そして、過去問題集、記述対策問題集を決め、
これ以外はやらない方針にしました。それから、前年度から教育訓練給付の支給が
開始されたので、それを使い思い切って通学することにしました。
こうして、勉強の方法をまず確立しました。
スケジュールを簡単に述べますと、4月までは基本書、予備校のテキストを中心
とした徹底的なインプット、5月から過去問、記述対策を始め過去問は6月までで
最低3回、よく理解できないところは、解るまで繰り返しました。
そして7月に一般常識対策(もちろん一般常識中の法令等に関する部分はインプット
でもやります)そして8月は基本事項の総復習と白書対策、こうして本試験にのぞみました。
結果は、今までに取ったことの無い点数を取ることができました。
振り返りますと合格できなかった間は、
①本試験間でのスケジュールが確立できなかった。
②そのためにどうしてもスランプの時間ができてしまった。
③強引な暗記に頼ろうとしていたため、本試験直前に混乱することが多かった。
④独学でやっていたため受験に対する情報が決定的に不足していた。
⑤どうしても合格したいという執念に欠けていた。
ほかにも、色々あるのですが私の場合は独学でやっていたこともありこのことに
気づくのに時間がかかってしまいました。通学やとれとれはこれらの問題を解決
するのに大変役立ちました。
特に地方にお住まいの方などは、有料版も含めとれとれ等を活用する事をおすすめします。
ちなみに私は無料版のみでしたが・・・。本試験の前日には、今までのとれとれを全て
読み返し本試験にのぞみました。
こうして、本試験に自信を持って向かえることができたのです。
再受験の方は今の時期、もう一度勉強方法を検証して見てください。
そして、勉強方法を確立したら、繰り返し繰り返しそれだけをやりましょう。
本試験は過去に出題された基本的な事項を完全にマスターするだけでも十分に合格点は
とれます。
逆に、模擬試験等で出題されるマニアックな問題等はバッサリ切り捨てるぐらいの
勇気も必要と思います。
この試験は最後までがんばり抜ければ必ず合格出来る試験です。
私が申し上げるのも何ですが、合格の秘訣は、自分にあった方法で勉強方法を確立し、
それを強力に実行する事だと思います。
ただし、決して無理な計画は立ててはいけません。
これからなんと言っても8月までは長丁場です。常に自分が機嫌良く勉強できるよう
コントロールする事も必要と思います。
以上、大変つたない文章で参考になるか心配ですが、皆さんが来年の
合格を勝ち取ることをお祈りして、この合格体験記を終わらせていただきます。
~ つくんこさん ~
“H12年度合格者”
合格体験記といってもみなさんのお役にたてるものが書けるか心配なのですが
keikeiさんからのお願いなのでこの一年間のご指導の恩返しのつもりで書いてみます。
私にとっては2回目の受験でした。1年目の受験は、思うように受験までの学習ペースが
作れず、学習不足で臨んだばかりか試験に対する情報も不足していたためにさんざんなものでした。
択一試験で1科目でも4点以上とれなかったら基準点割れに会うことさえ知らなかったほどです。
それに受験された方は経験されたでしょうが、午後の択一試験の3時間半の試験時間には閉口
しました。この時間、人間が集中する時間としては長過ぎるほどなのですが、その間に
7科目70問の解答をするとなると見直しの時間を考えて1問につき3分弱、択一問題の文章も
長いので時間配分を間違うとかえって時間が足りないくらいです。途中で時間を見たら時間が
足りないことに気づき、かなり慌てました。
同時に7科目を解答することと各問題のまぎらわしさによる混乱、 過度の集中、時間のない
ことの焦りとで試験が終わったときにはほとほと疲れてもう2度と受けたくないと思って
いたのを覚えています。
結果については期待してなかったのですが、学習不足の割にはあと少しかなという自分勝手な
手応えも感じていたので、各受験予備校の採点講評で基礎からやり直す必要があると
書かれてあった時には少なからぬショックを受けたものでした。
1度目の受験である程度の合格への手応えを感じたものの正直、今年もダメだったらという不安
は拭えませんでした。通信教育で学習していたのですが、1度読んだテキストが2度目、
部分的には3度目なのに全く初めてのように新鮮に読めてしまい、30も半ば過ぎて10代や
20代のように記憶できなくなってしまったのかという焦りや学習範囲が広すぎて途方に
くれるやるせなさから学習に手がつかないこともしばしばでした。
しかし、「とれとれ」でのkeikeiさんの励ましや高い受講料を払って通信教育まで
受けたのだから(この点での通信教育の学習動機付けの効果は絶大)途中でやめるわけには
いかないと思い、とにかく人間は忘れる動物なんだから忘れたら何度でも繰り返す
しかないと腹をくくりました。また、どうせ全部を網羅して学習することは不可能なのだから
過去問を中心に試験に出る部分に重点を絞ろうと思いました。
通信教育の問題集や、手を使って書きながら問題を解くために、「とれとれ」をはじめとする
社労士試験対策のメルマガをプリントアウトしてファイルしたものを使った学習を最低2回は
繰り返しました。書き損じのA4用紙の裏面を使ったので片面印刷になったせいもあって
紙ファイルに綴じられる限度ぎりぎりのものが試験直前には2冊できあがりました。
過去問を解く中で出てきた疑問をテキストに返って重点的に読み込んだり、
自分なりに理解したポイントをテキストやメルマガファイルに書き込んだりしました。
一通りテキストを通読し、ある程度の理解を得たら、過去問からテキストに返る方法の方が
学習してて充実感があり、精神的にも良かったように思います。
2年目ということもあって学習を始めたのが3月頃からでした。会社では総務や経理の
仕事を任されているのですが、3月が決算ということもあって5月が終わるまでは
何かと忙しく、それまではテキストを通読したり基本的な問題集や通信教育の添削
を送ったり、メルマガに目を通したりするくらいで、集中して取り組んだのは6月に
入ってからでした。
そういう意味では今年から試験日が8月になって少し余裕があったのですが厳しい猛暑の中、
受験勉強の集中力を持続させる点では負担が増えました。
仕事も6月に入っても何かと忙しく仕事と受験で精神的なストレスは結構たまっていたようで、
5月頃から試験が終わるまでは原因不明の咳がとまらない状態でした。
学習時間は夜3時間と朝2時間ほどをあてました。幸いにも?我が家にはエアコン
がないので、朝が弱い私でも夏は自然に早起きができました。その代わり夕方から21時頃
までは暑さで集中できないので今年もダメだったら来年はエアコンを買うことから
始めようと真剣に思いました。また、1度目の受験の反省から受験前の半月ほどの
休日には図書館へ行き、択一試験に慣れるために時間を合わせて受験と同じような
雰囲気の中で模試や昨年本試験の問題を解き、時間配分や集中力の持続の訓練を
しました。
試験日を迎えた時点では決して合格する自信があったわけではありませんでした。
来年も受けなくてはならないだろうなと半分覚悟していました。それでも、keikeiさん
からの合格祈願のハガキをお守りに、また、いくつかのメルマガにも書いてありましたが
「絶対合格する」と自己暗示をかけて臨みました。回りにいたみなさんにはいい迷惑
だったでしょうが、自分の座った席から自分を含めて回りの14人を数え、この中で合格
するのは自分なのだという具合でした。それが功を奏したかどうかはわかりませんが、
自己採点結果が予想外に良くて驚きました。
自分の経験からいうと学習の方法さえ間違わなければ、ある時、飛躍的にできるように
なる時期があって、今はよく理解できないけれどコツコツやっていればいつかそういう時
が来ると信じてやっていました。たまたま私の場合、その時期と試験が一致したのかなと
思います。しかし、いくらそんな信念があってもうまく理解できない時を忍耐強く過ごすため
には精神的なサポートが必要です。私の受講した通信教育ではそういうものは得られませんでした。
その点では「とれとれ」のメッセージがとてもありがたかったのです。
この場を借りてお礼申し上げます。
さて、最後になりましたが試験から3ヶ月あまりが過ぎて、実はかなりの部分を忘れて
しまっていたりします。それに受験用の学習しかしていないので、とても専門家と言える
ものではなく恥ずかしい限りなのです。合格を目指して頑張っておられるみなさんと同様、
私もまた学習しなければなりません。どうか一緒に頑張りましょう
~ 水の如しさん ~
“H14年度合格者”
・受験回数 1回 独学
・勉強時間
往復通勤時間(片道1時間半×2) 平日 午後11時から午前0時半 1時間半
土、日、祝日 平均7時間
・使用教材
メインテキスト 真島のわかる社労士 住宅新報社
過去問 労働関係科目 社会保険科目 いずれも早稲田経営出版
予想問題集 真島のわかる社労士予想問題集 (選択、択一)
横断テキスト うかるぞ社労士 横断編
直前に市販される予想模試 LECなど市販されたものすべて
その他 重要項目ゴロ合わせ丸暗記 日本法令
インターネット 社労士関係のメルマガ購読 問題関係は特に精読 ただし無料のみ
・勉強方法
若くなく中年(48歳)なので、問題を通じて理解していくこと を徹底 邪道と思いますが最初
に参考書を読んでいくという入り方 は、時間のロス大きくまた記憶に残りにくいと思い、
いきなり過去問 から入りました
第一段階(H14.1~5月)
上記過去問を4クール 過去10年分と問題が多くしかも一問一答 のスタイルで最高と思います
出題の根拠や理解するためにメイン テキストにフィードバック マーカーでアンダーライン
4クール後 メインテキストのアンダーライン部分中心に1回さらっと通読して終了
第二段階(H14.6月半ばまで) 横断整理の本を精読 知識の整理
第三段階(H14.6月半ばから7月まで) 予想問題集を2クール
ゴロ合わせ本を参考にオリジナルのゴロ合わせ を考える 参考本は文が長く覚えにくい
ので横断も意識しながらできる だけ短文、そして単語にした
例 書類の保存義務
こっそり(こっしょり)被保険者 子に健康 他3年
=>雇用保険被保険者関係届出事務等処理簿の(雇処理)処理のしょりで4(年間)を連想
被保険者に関するものも4(年間) =>雇に健厚 その他雇用保険、健康保険、
厚生年金に関するもの ”に”は2(年間)を連想 =>その他は3年(間)
上記は一例ですが、どこにもないオリジナルゴロ合わせを作りメインテキストや過去問、
予想問題集など該当部分や問題解説の部分に どんどん書き込みポイント確認そして
ゴロ合わせの記憶定着にも活用
ちなみに150近いこのゴロ合わせは、大好評でネットで一部公表したらすごい反響が
ありました
仲良くなった残念な結果となった数人のメル友に感謝を込めてすべて渡しました
第四段階(H14、8~試験当日まで) 市販されている予想模試をすべて買いまくり、
解きました 30近い模擬試験を体験したことになりました 受験校の模試も考えた
のですが費用と時間が惜しくて自宅で時間を決めて自己採点 解説 チェックをしました
この頃は平日でも5時間 休みの日は12時間以上勉強しました
・最後に
私の学習方法は上述しましたように邪道だと思います
ただ問題を人よりいかに多く解き、それを繰り返していかなければ頭のよくない、
記憶力の落ちた中年の私には、とくにこんな方法しかなかったと思っています
心配した選択式も運もありすべて4点以上の36点と望外の結果でした
日本経済新聞を毎日読んでいたことも(入社以来)般常識対策に有益だったと思います
皆様方のご参考になればうれしいです そして合格に向けてご健闘をお祈りします。
~ 無氷月天さん ~
“H14年度合格者”
・受験回数 1回・勉強方法(通信・通学等) 独学
・使用問題集 うかるぞ社労士(週刊住宅新聞社):最終的に辞書機能として使用 まる覚え社労士(週刊住宅新聞社):これは覚えるつもりで読む 5年間項目別過去問題集(週刊住宅新聞社):まとまりが良い8割以上理解 すること 真島式社労士試験入門講座-講義再現版-:入門書として最適
keikei先生のメルマガ:解説を含めて9割以上理解すること SRゼミ
・受験勉強中のエピソード(つらかったこと、苦労したこと 嬉しかったこと等) 私は12月から勉強を始めましたが、1~3月に中断して4月からまた 始めました。 12半ばから「真島式社労士試験入門講座-講義再現版-」を読みはじめ、 1月以降は仕事がすごく忙しくて(毎日12時帰宅たまに早くて10時~ 11時)とても手が回りませんでした。
4月頃からこれではまずいと思い「うかるぞ社労士」(週刊住宅新聞社) を読みはじめ、5年間項目別過去問題集(週刊住宅新聞社)を解いて (読んで)いきました。 4月からは仕事はあまり忙しくなかったので、それなりには進みました。 ただ「うかるぞ社労士」はとても厚くて消化不良をおこすと考えまして、 6月始めに
「まる覚え社労士」に変更して、読み込みと同時に 「keikei先生のメルマガ」を項目別にワードにまとめ必死に読み込み ました。
最終的には「メルマガ」を3回程回し9割方理解できたかな。 あと「項目別」は2回しかまわせませんでした。(でも7~8割型理解 したかな) 「まる覚え社労士(週刊住宅新聞社)」はとにかく空いた時間にひたすら 読みこみました。 ただ直前期は仕事が忙しく休暇をとりSRゼミの誌上模試と平成13年度 の過去問をやろうと思っていたのですが、やれず、模試も受けていな かったので、非常に不安でしたが、なんとか選択33
択一47で合格する ことができました。でも本番形式で一回は模試でも過去問でもやって おいた方が良いです。 私はたまたま成功しましたが、今年の選択労基・安衛など、3つの流れの 問題(1つ間違えば3つ間違う)に対して、確実に一つだけ正解する という方法は試験に終わった後浮かんだ考え方です。
・自分なりに工夫した点 社会人は細切れの時間の活用がポイント。 模擬試験は1回は受けた方が良い。(もし駄目なら過去問を本番形式で 行う。)私は土・日はプライベイトサービスに費やし、模試を受けなかった が、直前期予定していた本番シュミレートを行うことができなかった。 良く言われますが、足切りがありますので、苦手科目は作らない。
<独学の方へ> 真島を2回くらい読み、「うかるぞ」を辞書機能に「まる覚え」を読み、 「keikei先生のメルマガ」を読み込み9割以上理解し、5年間過去問を 8割以上理解できれば、本番では択一50はまず確実です(問題の難易度 にもよりますが)。 私は模試も本番シュミレートもしなかったので、択一で少々失敗しました ので、模試も1回受けておくことを薦めておきます。
<ワンポイント> 本気で社会保険労務士を目指すなら、余裕のあるうちに、その地方の「社会保険事務局」及び「労働局(職業安定所含む)」及び市町村の「国民健康保険・老人保健・介護保険」の部署でパンフレットをもらって くることをお勧めします。
~福永鉄也さん~
“H16年度合格者”
はじめに私は仕事の必要上、まず第一種衛生管理者の資格を取りました。この時に、労働基準法と労働安全衛生法を勉強しました。その後、雇用保険関係書類や就業規則、時間外労働、休日労働に関する協定届の作成等に仕事にたずさわりました。そういう意味では、実務経験のない受験生より少し有利であったと思います。もっと社会保険実務の勉強をしたいと考えていた私は、ある社会保険実務講座である社会保険労務士と運命の出会いをしました。少し年配の女性の社会保険労務士ですが、私たちを指導する姿がとてもかっこ良く見え、自分もああなってみたいものだと憧れ、社労士試験の受験を決心しました。
受験の準備(テキスト理解期)仕事上必要だったので、労働基準法を中心に、安衛法や労災法、雇用法はかじっていましたので、その時使用していた「うかるぞ社労士」(週刊住宅新聞社)をテキストにそのまま使用しました。平成15年10月ぐらいから、独学で勉強を始めました。私は九州の宮崎に住んでおり、受験予備校もあまりなく、独学でいこうと決めました。ただし、完全に独学は厳しいだろうとkeikei先生の有料メルマガを重要過去問、一般常識、横断と3本立てて申し込みました。
年内はテキストの精読で終わりました。また「うかるぞ社労士」のテープが発売されていたので、出勤や帰宅の車の運転時の細切れ時間を活用してテープを聴き、基本事項の理解に努めました。年が明けるとkeikei先生のメルマガが始まり、過去問の重要性を実感しました早速「うかるぞ社労士5年間過去問」を購入し勉強し始めましたが、チンプンカンプンでした。そこで、過去問の論点が繰り返して出題されるのであれば、過去問ごと覚えてしまえば良いと考え、問題の一枝を読んでは答えの解説を読み、テキストに帰るという方法をとりました。また、keikei先生のメルマガをパソコンから自分の携帯に転送しておき、時間のある時に見るようにしました。3回繰り返した時には、半分以上はマスターできました。1日約1、2時間の勉強時間でしたので、keikei先生のメルマガとこの過去問演習でこの時既に6月になっていました。
転機(問題演習期、直前期)平成15年9月末に大腸ポリープを患いましたが、16年5月に非常に胃が痛かったので、もしやと思い、検査したところ、胃にポリープが発見されました。ストレスが溜まりやすい仕事でしたので、このままこの仕事を仕事を続けていけないと思い立ち、6月に仕事を辞めました。今思えば、非常な好機だったと思います。妻には大反対を受けましたが・・・。
仕事を辞めてからは、社労士の試験1本にしぼることができ、勉強時間も1日8時間以上とれるようになりました。残り約2か月なにを勉強するか、考えました。先ず、LECとユーキャンの模試に申し込み、DAI-X、うかるぞ社労士、社労士Get、社労士V、東京法経の市販の模試を購入しました。1週間に2回の周期で模試を計画、実行しました。その合間に、過去問を最終的には8回、「うかるぞ社労士択一式予想問題集」を6回、「うかるぞ社労士選択式予想問題集」を3回、「うかるぞ社労士○×式直前チェック」を4回まわしました。同じことを何回も繰り返すことによって、狭い基本的な範囲をできるだけ完璧にマスターするつもりで勉強しました。模試は17回やりましたが、当初選択式28択一式34と散々でしたが、最終的には選択式38択一式61がとれるようになりました。
やはり独学だと分からないこと、引っかかることがでてきましたので唯一の先生だったkeikei先生にメールで質問させて頂きました。やはり独学で勉強していると気持ち的にもつまってしまいます。4月に質問したことと同じようなことを8月にも質問してしまうという失態をしましたが、そのとき分からないことがあった時に質問ができるという安心感は必要だと実感しました。keikei先生の有料メールは、重要過去問、一般、横断と3本とも、全て紙に打出して、繰り返し読みました。直前1週間にも利用しました。またモチベーションアップのために、社労士Getを購入し合格体験記を読みあさりましたが、keikei先生のメルマガも非常に役立ちました。
試験私が住んでいる宮崎は試験地ではなく、熊本まで前日にバスで行き前泊しました。試験場所の熊本大学も下見をし、交通機関等を確認しました。藤崎宮にお参りして最後の神頼みもしました。当日は早めに起きてシャワーを浴び、ホテルの朝食を取ってkeikei先生のメルマガで出ていたカレーパンをコンビニで買い、バスに乗りました。
選択式では健保で、選択肢が全て数字だったので一瞬凍りつきましたが、よく問題を読むと、最後以外は知識で解ける問題だったので、安心しました。(選択式健保は前代未聞の1点救済でした)択一式は、リラックスするために必ずトイレに行った方が良いというkeikei先生の教えどおり実行しましたが、時間的にはぎりぎりでした。
自己採点の結果は選択式 労基4 労災4 雇用4 労一4 社一5 健保4 厚年5 国年4の34択一式 労基9 労災7 雇用10 労一社一8 健保3 厚年3 国年6の46でした。なんと択一式で2科目も足切りにかかってしまい、合格発表まで憂鬱な日を過ごしました。会社を辞めた時に社労士試験のあとは10月の行政書士試験を受けることを決めていましたので社労士試験の結果を忘れて、今度は行政書士試験に打ち込みましたが、こちらは駄目でした。(行政書士試験は必ず6割が合格ラインになるため、すぐ結果が分かります)社労士試験の結果は社会保険労務士試験センターのホームページで確認しましたが、自分の名前があった時には、本当にうれしかったです。択一式は、健保、厚年、国年が救済とはラッキーでした。
本当にkeikei先生には感謝しています。現在は、開業のため勉強中です。自分が目指している理想に向けて、これからも努力していきます。ありがとうございました。
~ カレーマニアさん ~
“H16年度合格者
■学習方法:独学
■使用テキスト:出る順社労士 必修基本書(LEC)新・標準テキスト直前対策 一般常識・統計/白書/労務管理(TAC)社労士 2004年試験法改正 完全無欠の直前対策(TAC)
■使用問題集:社労士 最強の一般常識問題集(TAC)社労士合格のツボ 択一対策(TAC)社労士 予想問題集(TAC)
■使用メールマガジン:とれとれE★社労士
■学習時間と勉強方法:平成15年:4月から数十分~1時間/日
平成16年:5月から平日2~6時間/日土日祝日5~15時間/日
合格までの受験回数:2回
■合格までの流れ1年目(平成15年):会計事務所に勤めて1年と少しが経った4月に「実務にあたって社労士業務関連の知識がないと難しい仕事というのは結構あるなぁ」と感じていたのでテキストを購入してときどき読むことにしました。試験前までに一般常識以外はなんとか読み終えることができそうだったので試験を受験することにしました。試験当日に初めて問題を解きました。ところどころ解ける問題があったのが嬉しかった、というのが感想でした。点数は半分くらいでした。
2年目(平成16年):仕事も2年目になると仕事を覚えて勉強時間を確保する余裕が出てきました。前年の10月から他資格の勉強をしており手ごたえを感じていて、「頑張ったらひょっとして2ついけるかな?」と併せて社労士も取得してやろう、というものすごいモチベーションが僕の中に沸き起こってきました。5月のことです。今思うとものすごく過信していました。アイタタタ。
5月に入ってすぐにテキストを購入し、毎日仕事が終わった後に喫茶店で早いときは6時半からその喫茶店が弊店する11時迄、土日は一番長いときで朝9時から夜11時くらいまでテキストを読み込むということを始めました。勉強し始めて少し経って、「これは8月の試験にはとても間に合わないなぁ・・。2つなんてとんでもない~!」と社労士試験の難しさに気づいたのでした。それからは社労士1本に絞って週に何回かは喫茶店で11時まで勉強した後さらに午前2、3時まで開いている喫茶店で勉強し、勉強時間を上乗せしました。「それでもまだまだ足りない~!」と思いました。模試はLEC3回、TAC2回の計5回受けました。6、7月あたりの模試はあまり良くなかったですが範囲も終わっておらずしょうがないや、と気楽に受け止めてました。勉強がすべて終わった7月下旬、8月初の模試はなんとかそこそこの点数を取ることができました。
試験当日は模試を5回受けたおかげでかなりリラックスして受けることができました。試験後、択一を自己採点。すると43点でした。「う~ん、去年の基準点が44だからおそらく落ちたなぁ・・・。惜しいなぁ。まぁ来年があるさ来年。よくやったよ。」と思いつつときは過ぎ・・・・
合格発表の日、官報をインターネットで見ると僕の名前が・・・・・!かなり信じられませんでした。基準点が42点と前年よりも2点も下がっていたのです!ちなみに選択式は33点でした。
■僕が合格することができた理由として自分なりに考えてみました1 会計事務所に勤めていたこと2 模試を5回受けたこと3 問題をたくさん解いたこと4 携帯電話で「とれとれE★社労士」を購読したこと5 選択式対策をしなかったこと
1 会計事務所に勤めていたことお客様と接しているときに社会保険や労働保険、労働法、年金といった分野のことをよく聞かれます。不得手ではあっても報酬をいただいている以上「専門外なので・・・」とは言えませんのでそのつど調べてはお答えしてました。その知識がじわじわと蓄積していたと思います。また、わからない問題があっても経験から想像して回答を導くことができることがありました。もし、社労士と関連のない仕事に就いている方であっても日常生活の中で関連することがあったらテキストの内容をそのつど思い出してみると良いと思います。
2 模試(通学)を5回受けたことこれはかなり僕には効果的でした。時間配分をつかみ、試験の雰囲気に慣れることができました。しかも、模試は問題、解説に各学校のノウハウが凝縮しているのでそれを満遍なく復習することでかなり実力アップにつながったと思います。
3 問題をたくさん解いたこと一度テキストをインプットしてからはひたすら問題を解きました。問題を解くと一度しかインプットしていないので当然時間はかかるし間違えが多いのですが、間違えて確認すると記憶に残ります。この作業を繰り返すうちに徐々に問題が早く解けるようになり正解が多くなり、楽しくなってきました。特に、「3年だったか4年だったかなぁ・・・」「翌日だったかなぁ・・・」という覚えにくいところに効果的でした。「あそこで間違えたなぁ」と思い出しました。
また、テキストはLEC、問題集はTACにしたのでその解きづらさがかえってよかったと思います。載っていないところ、間違えやすいところをそのつどテキストに書き込みました。また、問題を多く解くとだんだん「ひっかけパターン」がわかってきました。「問題文のココとココは必ずチェックしないとな。」という自分なりの解法が出来てきました。
4 携帯電話で「とれとれE★社労士」を購読したことこれはかなり効果的でした!長い試験勉強、モチベーションが下がることもあります。「もう、来年でいいかなぁ。今年受かっても来年受かっても大差ないしなぁ。」と思うことが何度もありました。そのときに、携帯に「とれとれE★社労士」が来ると最初にkeikei先生の元気の良いエールが書いてあって「そうだ!やろう!」という気分になったのです。お世辞ではなく本当にkeikei先生にはお世話になりました。
5 選択式対策をしなかったことこれはあまりオススメしませんが・・・。時間がなかったため選択式は無視しました。「大体、選択式が解けないようでは難関の択一で基準点がとれるわけがない」と自分で勝手に思ってました。択一で44点取ることに集中しました。
■最後に勉強、受験してみての社労士試験についての感想は「特別な才能がなくてもコツコツやればいつかは必ず受かる試験」だと思いました。その代わり劇的に点数が上がる解法やウルトラCはなくてマイペースに合格に必要な知識をコツコツと少しずつ石を積み上げるように勉強するのが良いと思います。
以上いろいろと偉そうなことを書いてしまいました。この文章がもしお役に立てれば幸いです。
最後に、「とれとれE★社労士」に感謝!ありがとうございました!
~ 通称とめさん 63歳 ~
“H16年度合格者
晩学、独学、畑違いそれでも一発合格できますよ
1.受験の動機: 最近、会社乗っ取りやM&Aのニュースが賑わっていますね。 私も2年前、会社
の突然の合併に伴い、役員を辞任することになりました。その後1年間は顧問で残ることになったの
でが、生活の再設計を迫られることになり、16年1月2日、62歳の誕生日に、社労士の資格取得を目指す決心をしました。 ホンネのところ、半分はボケ防止対策でした。もともと、エネルギー関係の研究者であったのですが、どういうわけか全く畑違いの分野を選択してしまいました。 今更、専門学校に行く気にもなれなかったので、晩学にして独学という重いスタートになりました。
2.受験結果 16年度1回。 選択式 36点 択一式 57点(健康保険と厚生年金保険が6点、後は
全部9点) 試験が終わったときは、まるっきりできたような気がしませんでした。数日後の 解答速
報を見て、自分でもびっくりしました。まぐれもあるかもしれません。
3.使用した教材等 基本学習書:
わかる社労士(本文だけでなく、欄外にあるポイント、通達、判例、過去問も重要です。
基本書は1冊だけに絞ること。本による優劣はほとんどないと思って、1冊に賭け、
手垢がつくまで可愛がることです。)
参考書 :
わかる社労士横断式学習法 (横断学習の重要性はいうまでもありません。同書にない項目に
ついては、自分で作成してホッチキスでとめました。そのため、分厚い本になりました。)
問題集 :
受かるぞ社労士5年間過去問(単に○×だけ見ても駄目です。解説をじっくりよみ、なぜ、
○なのか×なのかという根拠を明確にさせることです。)
カセットテープ:
受かるぞ社労士講座(条文は、論語の素読やお経と同じで、音で聞き、口に出し、
丸暗記するのが一番です)
パソコンソフト:
Newton TLTソフト モニター版模擬試験 :0回 (全科目の学習が終わったのは、8月初旬の
ため受ける機会を逃しました。)
直前ゼミ :
白書1日、法改正1日 (初めて、同学の士というかライバルを身近に感じ、自分も挑戦者の一人
であるという意識をはっきりさせるのに役だちました。)
4.学習のポイント
・条文は硬い文章です。しかし、問題文はほとんどの場合、条文そのものか、条文の一部を変えた
ものです。カセットテープ、あるいは基本書、あるいは条文集 (インターネット検索できま
す)によって、とっつき難い、いいまわしに慣れる少なくとも抵抗感を和らげる、ことが非常に
重要です。
・一つのテーマを学習したら、他の法律ではどうなっているか、好奇心をもって横断学習をする
ことです。これにより、知識に深みができ、記憶もより確かなものになります。
・過去問はしっかりやることです。1度出た箇所こそ重要箇所です。
ほとんど同じような設問や、視点を変えた設問が繰り返し出題されると考えた方がよいです。
5.ちょっとしたアドバイス
・独学は、自分のペースで学習を進められますが、独りよがりになる危険性があります。
間違っているにもかかわらず、自分では正しいと思い込んでしまっている知識は一番、
始末が悪く、救いようがありません。過去問等によって、勘違いを早く見つけて、
修正することです。
・独学のもうひとつの敵はマンネリと睡魔です。私は、基本書の読み、テープの聞き取り、
マウスクリックによるパソコン学習を適宜まぜて、立体的に進めるようにしました。
机だけが学習場所ではありません。散歩中や電車の中なども上手に利用することです。
・受験当日のアドバイス
●時間配分が結構難しいです。
私は、選択肢ごとに○、×、?を書き込み、法律ごとにまとめて、解答をマークシート用紙
に写していき、同時に、時間チエックと時間の再配分を行いました。
後で再検討すべきところは、すぐにわかるように、大きな印をつけておくべきです。
(実際には再検討する時間余裕は余りありませんでしたが)
模試は本番形式のものを1度は受けておくと、もっとよかったかもしれません。
●冷房の効きすぎに注意を。
私はチョッキを持っていきましたが、役にたちました。
以上、私の拙い経験が少しでも受験生に役立てないかと考えて、
ホームページ(http://www.tome.jimusho.jp/) を立ち上げています。
時間のある人は覘いてみてください。
~ かみおんさん ~
“H16年度合格者
1 受験回数 7回
2 通信+独学
3 使用した教材は
うかるぞ社労士、まる覚え社労士、IDE塾の7年脚別過去問題集、
うかるぞ社労士5年過去問題集 完全予想問題集、選択式予想問題集等々たくさん
ありすぎて書ききれません。
通信教育
うかるぞ社労士通信教育
IDE塾マスターゼミ
択一式テープ解説講座(16年度使用)
4 受験勉強の仕方については他の人の方が参考になるので書かないことにします。
私は橋の多い特例市に住んでおりますが、近くに常時開講している予備校がなかったので
必然的に独学せざるを得ませんでした。1回目の受験を今思い出してみると記述は点数不明、
択一28点で終了後落ち込んで帰ってきたことを思い出します。
以来ずっと受験し続けてきました。
正直、去年落ちたときは辞めよう多分一生受からない・・・・
しかしそんなこと考えても合格が向こうから手を振ってやってくる訳ではありません。
合格年である16年はテキストと心中しようと思いながら勉強しました。
7月~8月は半発狂状態で勉強しました。
図書館で勉強していたとき同じ問題集を使ってた人が隣に来てお互いに牽制したことも
ありました。また若い女性がため息をつきながら勉強してたこともありました。
試験当日は体調が今までにないくらい悪く、タクシーで会場入りしなければいけませんでした。
午前中は何とかなったものの、午後は席に座っているのも辛い、問題を読むのも苦しい状況
でした。試験終了後は倒れてしまいました。こんな者でも合格できました。
実力があった訳ではありません。最後はなんとしても合格するという執念だと思います。
keikei先生無料のメルマガしか購読していないにもかかわらず、参考になる過去問題
の解説どうもありがとうございました。この一文が複数回受験の方々の参考になれば幸いです。
~ ぴなころさん ~
“H20年度合格者
【職業】専業主婦の32歳(3歳の子供あり)
【受験回数】2回H20年度合格
【使用教材】基本書:真島のわかる社労士
問題集:真島のわかる社労士シリーズの選択式と過去問題集
とれとれ有料版フルセット
LECの法改正講座、白書対策講座、社労士10,000人模試
【勉強方法】2回とも独学
基本書はいろいろありますが、わたしは真島のわかるシリーズが一番、話し言葉とまではいかない
までも理解しやすい表現だと感じ、照らし合わせる作業の効率も考え問題集とセットで購入しまた。
・一周目(3月末くらいまで)
1.まずは基本書を精読、イメージが固まるまで(たとえば解雇なら解雇の流れを条文に沿って理解できるまで)じっくり読み、赤の暗記シートで基本書の赤字部分を暗記していく→該当部分の選択式問題を解く→同じく該当部分の過去問を解く→基本書を見直し、引っかかった箇所を基本書に書き込む
2.その日のとれとれを(必ずその日に!ためても3日分まで!)科目ごとにファイリングしてあせらずじっくり読んで解く→基本書とつき合わせて、基本書に載っていない部分を余白に書き込む
1,2の作業を労基法から年金2法までやっていきました。この時点で一般常識はまったくの手付かず。あせりながらもとにかく法令の「理解」に努めました。
・二周目(4月以降)
法令8科目は選択式、過去問解き→基本書を見直すアウトプットを開始。ひたすらこれの繰り返し。とれとれ一般常識講座をメインに一般常識科目に突入。
keikei先生のアドバイス どおりにとれとれを読んで、基本書の該当箇所をチェックする作業を進めました。おかげで膨大な一般常識の範囲の中でどこが重要なのかわかり、少しずつ一般常識への不安が解消されていきました。また、超重要過去問講座も一日に2科目ずつ配信されていたので、横断的に振り返る機会になってよかったです。
予備校の法改正講座を通信で購入、講座の音声データをMP3プレーヤーにいれて、家事の最中ずっと聞いていました。
【最後に】専業主婦とはいえ小さい子供と暮らしながら勉強時間を確保するのは至難の業でした。早起きして家族が起きる前に30分でもとれとれをよむ、子供を寝かしつけながらMP3プレーヤーで講義を聴いたり、携帯に転送したとれとれを読んで復習したり、キッチンやトイレに条文や数字の表を張ったり・・・とれとれの合格体験記をよんで参考にしたり・・試行錯誤の日々でした。でも1番大切なのは家族の協力!!これに尽きる・・サラリーマンの夫に、申し訳ないとおもいながらも勇気を出して「毎週日曜日図書館に通わせてくれ」と頼みました。夫の休日をもらって申し訳ない、でも絶対合格証書をプレゼントするから!という思いでやりました。
確保できた勉強時間を無駄にしたくない!とおもうと自然と集中力も続くようになりました。最初30分で途切れていたのがだんだん1時間、調子がよければ1時間半と集中できるようになり、きっと、この「時間を大切に使おう」という気持ち
が今年の選択式試験のあの難問にも生かされたようにおもいます。
今年の選択式の難問!労災、健保あたりから最後まで、本試験会場で問題を解きながらあまりの難しさに頭がくらくらしました。腹が立ってきました。こんな難問奇問解くために1年がんばってきたのかよ!!って・・・・。
でも、あきらめて、くさってしまったら負けなんですね。3点確保できないかも知れないけど、最後の1分1秒まで、1点でももぎとってやる!!と思い直し、ほんとに最後の1秒まで問題にあたりました。
おかげでぎりぎり、合格することができました・・・。
思い知りました。本試験会場で力を発揮することがどれだけ大変か・・・でもそれは、普段の勉強時間の姿勢がそのまま現れるんだと。
無理しすぎるのはいけないけど、普段から一問一問集中して、勉強ができる環境に感謝して、これから受験されるみなさん、がんばってください!
keikei先生、2年間本当にお世話になりました。独学で寂しい中先生のコメントにどれだけ助けられたか・・・合格祈願はがきもとてもうれしかったです。とれとれ全講座、ついていくのは正直きつい時期もありましたが、あきらめずについていって本当によかったです!!ありがとうございました!
~ ハンコックさん ~
“H20年度合格者
1. 受験回数 3回
2. 勉強方法 独学
診断士の資格取得のためにお金を使ったので、社労士はとにかく安く済ませるため独学にしました。良かったと思うのは、自分の学習スタイルを信じて貫き通したことかな。勉強方法の特徴としては、「とれとれE★社労士」”を始めとしてとにかくPCとネットを有効利用したこと。それと知識をまとめてエクセルを利用した横断整理サブノート(約70ページ)に整理しバイブルにしました。
<1年目>
中小企業診断士の試験合格直後の1月に受験を決意。全くの勉強不足のお試し受験。試験結果: 選択17/22 択一29/41 (自己点数/合格基準)勉強方法: 独学+広島「わしらの勉強会」に月1回参加学習時間: 約200時間基本書: 秋保「うかるぞ社労士」過去問: とめ塾
<2年目>
本気受験1年目試験結果: 選択33/28 択一39/44勉強方法: 独学学習時間: 約400時間基本書: 秋保「うかるぞ社労士」過去問: 有料メルマガ「とれとれE★社労士」+とめ塾法改正: とめ塾+直前短期有料会員「社労士Beans」模擬試験: TAC模試受験1回
<3年目>
本気受験2年目試験結果 選択27(健保2点 国年2点救済)/25 択一50/48勉強方法: 独学学習時間: 約600時間基本書: 秋保「うかるぞ社労士」過去問: 無料メルマガ「とれとれE★社労士」+とめ塾+無料サイト「社労士受験応援団」法改正: とめ塾+有料サイト「社労士Beans」(ただし直前対策のみ)模擬試験: TAC/LEC模試受験各3回トータル6回
月々の勉強の進捗については、自分のブログで記事にしていますので、よければそちらを。ブログタイトル: 或る「享楽的日記」伝 (http://blog.goo.ne.jp/herbie600033)
3. 受験を終えて独学なので情報入手と内容理解に苦労しました。特に法改正情報をタイムリーに入手しづらかった。それと理系出身であり、最初は専門用語の理解そのものに時間がかかりました。基本書だけでは問題の背景、意図等のいわゆる解説やノウハウが得づらかった。
4. 今後の予定会社員ですが、帰宅後や土日を利用してボランタリーで経営コンサルタントとして活動中。中小企業診断士と社労士のダブルライセンスを武器に、定年後の本格開業を目指しています。
5. 最後に社労士の勉強は暗記中心なので、どうしても独学だと気が滅入ることが多かったのですが、keikeiさんのメルマガを毎日読んでいると、家庭教師の先生が一緒にいてくれる気がして、モチベーションの維持という点でとても助かりました。ありがとうございました。
~虎鬱さん~
平成26年合格者
はじめまして、虎鬱と申します。
平成26年度、2回目の受験にて合格いたしました。
1回目、2回目とも完全独学でした。
(2回目は、とれとれE★社労士を重用しておりましたので、
完全独学とは言えませんかね。)
主な使用教材ですが、1回目は既に廃棄しており忘れました。
2回目は、住宅新報社の社労士合格レッスン基本書、
社労士合格レッスン一問一答労働編、同社会保険編です。
私が社労士受験を志した経緯等は、
(皆さん、いろいろな理由、動機がありますよね~)
来年、社労士試験を目指している方々のご参考になればと思い、
私の2回目受験の様を中心に少しお話させていただきます。
あっ、ちなみに私は四十路半ば過ぎ、普通の会社員のおやじです。
社労士関連の仕事に携わった経験はありませんが、
平成23年度に行政書士試験に合格しています。
(こちらも2回目でした)
平成25年8月末
1回目の受験終了、自己採点の結果は、ほぼ不合格。
来年また受けるのか?このときは、迷いはありませんでした。
もう一度挑戦しよう、でないとこれまでの苦労が無駄になる!
とはいえ、かなり疲れた…9月一杯は休養に充てよう。
平成25年10月初日
そろそろ来年に向けて、勉強せなあかんな。
とはいえ、来年版のテキスト類はまだ出てないかな。
何より11月の結果発表見るまでは、ちょっとなぁ…
一度休むと、なかなか本格復帰できないですね。
でも今はネット時代。
たまたま見つけた、とれとれE★社労士無料版に登録しました。
で、10月10日には、有料版の申し込み完了。
(メーラーで過去メール確認したところ)
とりあえず合格発表までは、
平成25年11月8日
合格発表日、当然不合格。
さあ、いよいよ本気で勉強再開と意気込み
翌日の土曜日には、書店に向かい26年度用テキスト購入。
社労士に限らず多くの資格試験では、
私の場合、社労士は2回目ということもあったので、
テキストの読み込みを年末年始の長期休暇までにこなし、
それ以降は、問題集中心で進める予定で、
(問題集は都合5周回しました)
そして、
なにより重要視したのは、日々送ってこられるメルマガです!
なぜか?
正直、はじめの頃は、本当に大変でした。
メルマガだけでも結構なボリュームがありますからね。
加えて、自分が購入したテキストや問題集で読んでいる科目とは、
必ずしも、というより大抵は一致しません。
それに大抵の受験生は勉強時間ってあんまり確保できませんよね?
私もサラリーマンですので、平日は帰宅後せいぜい2~3時間。
(これでも、まだ恵まれてる方ですかね)
お仕事、飲み会、体調不良などなど、
テキストや問題集を開くことができない日もありますよね。
そんな日でも、メルマガだけは絶対読みました。
(携帯で通勤時間等の隙間時間を活用したら、
社労士試験は難しいです。
意地の悪い問題も多いです。
テキスト読んでも、
私は独学でしたので、
1回目は、結局これが限界で記憶しきれず、
しかし、2回目は(まぁ、2回目であったこともありますが)、
ちょっとちがっったんですよね。
メルマガも基本は問題形式なのですが、
たとえ問題に正解できなくても、解説を読むと理解できるというか
なるほどな~と納得できるんですよね。
しかも1を聞いて10を知るとまではいかないまでも、
関連する問題も併せて解説してくれるんですね。
だから手持ちのテキストや問題集をやってても、
あっ、これってメルマガで読んだことやん!って理解できました。
…別にメルマガの宣伝のために書いているつもりはないのですが、
そんな感じになってしまいましたね。
ここで書きたかったのは、
たとえ短い時間(5分でもいいと思います)でも、
日々欠かさず勉強を継続できる、
有効なツールがあったのが大きかったということです。
継続は力でした。休むとその間記憶は薄れます。
再開するにもパワーが必要ですし、休みグセがついてしまいます。
実際、今年の試験後、勉強やめて11月下旬の今現在、
休みグセが抜けません…
記憶もどんどん薄れ、今試験受けたら確実に不合格です。
無論、無理して体調崩したら元も子もないないのですが、
毎日最低限、
まぁ、これで全てというわけではありませんが、
基本的に以上のスタンスで、平成26年度試験を向かえました。
これも私は恵まれていたのですが、試験直前の一週間、
最後の追い込み勉強をする予定…
でしたが、ここまで正直かなりきつかった。
その反動が試験直前に体調に現れました。
試験直前の3日間ほどは、トイレから離れられない状況になり、
試験前日にはとてもじゃないですが、
と思い病院に駆け込みました。
ストレス性の胃腸炎でした。
お医者さんに事情を話し応急処置を受け、
なんとか受験できましたが、最悪の体調でしたね。
試験日前夜は胃痛で眠れず、
最後の最後にしくじり、悪い予感に全身覆われてましたね。
(一番避けたい状況を招いてしまったわけです)
でもね、決めていたんですよ、8月に入ってから。
去年とは反対に、今年不合格なら諦めると。
ここまでやれることはやってきた、これ以上はもう無理!
逆に言うと今回が最後のチャンスってね。
…
…
…
試験終了後、会場を後にしたとき、
文字通り抜殻になってましたね。
雷鳴轟き、激しい雨が降ってきました。
しかし歩を止めることもなく、会場最寄りの駅に向かいました。
そういえば、去年の試験日も大雨だったなとだけ思いました。
ずぶ濡れで帰宅し、とりあえずシャワーを浴びながら、
あと数時間もすれば解答速報がネットに上がるな。
それを見れば全ては、終わるなと思いました。
朝から、というかここ数日ほとんどまともな食事をしてませんが、
まったく食欲はありませんでした。
ここまでやれることはやってきた、と先ほど書きましたが、
だからと言って自信があったわけではありません。
既に受験を経験されている方は、ご存知と思いますが、
毎年思いもよらない問題が出るのが社労士試験です。
たとえ他が満点でも、1科目基準点に足りなければ不合格。
不安が尽きることはありませんでした。
その夜、最後の力を振り絞り、自己採点しました。
…
…
…
平成26年11月7日
長かった…
いや、私の合格体験記もかなり長くなってますが、
すみません、駄文に長らくお付き合いいただき。
試験前も無論、長くきつかったのですが、
試験後から合格発表日までの2ヶ月半ほど、
また違った意味で長くきつかったです。
試験直前からの胃痛が未だに続いています。
実は自己採点の結果、ある程度の手応えはあったのですよね。
でも正式発表見るまでは、わからないじゃないですか。
もしかして記入ミスで正解とおもってたのが、
1回目は、ほぼ不合格でしたので、
合格の可能性があるとなると、当然期待しますよね。
でも不安は付きまとうから、
正式発表で自分の受験番号を確認しました。
さぁ、これから切り替えよう!
社労士になるために。
試験合格が目標ではありません。
目標は、更に先にあります。
私はこれから、合格後の大変さに挑みます。
来年受験を目指す皆様方、
たいへんな日々になるかと思いますが、
8月に全力を尽くせるよう、心より応援いたします。
ここまでお読み頂きました方々、
長らくお付き合い頂き、ありがとうございました。
終わり
~H28年度合格者末次さん~
2016年度に合格しました末次といいます。
今回、
お役にたてれば…と思っています。
こちらの体験記が何の毒にも薬にもならなくてもですね、
ありますので!それだけでも伝わればと願っています。
とれとれ受講者のみなさま頑張ってくださいっ!!
【独学で社労士試験を勉強したことについて】
実は独学であることで不安だったことってあまり無かったんですが
「質問できないこと」を上げる方も多いのかな、とは思います。
でも、
「いざとなればkeikei先生に聞こう」
ではありませんでした。
どちらかというと「この勉強方法でいいのかな?」
の不安が大きかったでしょうか。
そう思いながら試行錯誤し続けて、
くらいかかってしまいましたが、
あるので後悔はしていません。
「テキストや問題集は増やしすぎない方が良い」
実際その通りだと思うんですが、
からかな、という気もしています。
勉強初めの何か月かは関心が起きたものは手当たり次第に手を出し
自分の向き不向きを実感するのもいいかな、とは思いました。
ですので今回の体験記は試行錯誤の一環として「
一口に独学といっても色々あるんだな」
「色々方法はある」ということだけでも伝えられればと。
ではでは以下から方法についてです。
【方法論について】
過去問をきちんとやるのが大前提だと思います!!!
過去問がすべて!!!
ですが、
ということで以下は過去問以外に活用したことです。
▼ メルマガ
テキスト補助とペースメーカーとして助けてもらっていました。
keikei先生は何気ない日常のエピソードや合格者の体験談、
メッセージなどが暖かくて優しくて、その部分もとても素敵です。
特に試験前の励ましメッセージは何度も読みました。
決まったペースで勉強できるのが嬉しくて、
あるんですけど、勉強分野がバラバラになって混乱するので 結局
とれとれだけにしました。
過去問をこんなに丁寧に解説してくれるのはとれとれだけだったと
▼ テキストの電子書籍
最近は電子書籍化されてるテキストも多いです。
私はLECの「出る順 社労士必修基本書」を使っていました。紙の本と
電子書籍を両方購入。
電子書籍の何がいいかというと、重くない!
電車でも待ち時間でも風呂場でも!といった「いつでもどこでも」
いうころに尽きます。
社労士のテキストはとにかく分厚くて重いので持ち歩きに難儀する
が多いですが、電書で「いつどこ」
活用することができました。
問題解答で分からないことが出てきても、すぐ確認できるので
「後で調べようと思ってるうちに忘れちゃった」を防止できます。
あと、
▼ キンコーズ
キンコーズといえば印刷ですけど、
印刷したものは穴を開けて紙ファイルに綴じても良かったんですけ
どうしても綴じしろが気になったうえに書き込みの邪魔だったので
キンコーズで製本してもらったらとても快適でした。
それに味をしめて色んなものを印刷しては製本してもらっては勝手
テキスト化してました。
例えば厚労省からダウンロードできるパンフとか。
労基署とか労働局とかハロワとかでもらえばいいんですけど、
大変だったので印刷して製本してテキスト代わりにしてました。
パンフなんかはとても分かりやすかったです。
▼ 模擬試験と予想問題
LECとTACの模擬試験は受けました。
行きました。
模擬試験、予想問題は全部できれば理想的ですけども流石に全部は
できなかったです。
ただ、
ですし、選択式も過去問だけだと偏ってしまうので。
一般常識と改正部分、それから選択式の予想は、
くらいやりました。
長くなりましたので、この辺で切り上げたいと思います。
色々あると思うので何かのきっかけになればと願っています。
本当にがんばってくださいね。
~マルさんの合格体験記~
受験回数7回
独学 ただし,北陸勉強会に所属して,メールで自由に質問して回答をもらえました。
詳細は北陸勉強会のhpを参照されてください。
質問内容は,個人の基本書や問題集などで疑問に思ったことをなんでも
質問してかまいません。(1年間で何回質問しても6000円)
使用基本書 東京リーガルマインド(LEC)出版 「出る順必修基本書」
(平成22年度以降使用,ただし,平成26年,28年度は除く)
「ユーキャンの社労士速習レッスン」(平成26年,28年度のみ使用)
過去問集 さとうとしみの10年分過去問集(辰巳法律研究所出版)
=労災,雇用,徴収科目1冊, 健康保険,社Ⅰ科目1冊, 年金法科目1冊
解答は4回まわし,2回目からは明らかに正解する問は省いていました。
労基法と労Ⅰの過去問は購入せず,労基法はtacの選択式問題集と
基本書読み込みを行いました。(ただし,各種メルマガの労基法は解きました。)
労Ⅰは,同一問題が本番で出題する可能性が少ないので,基本書の頻出科目
(労働契約法,労働組合法,改正科目など)のみ読みました。
その他の教材 社労士V(日本法令出版 毎月発刊)は,6月の白書対策,改正法対策は
役に立ちます。また各号の改正法解説と予想問題をやりました。
ただし,すべてを読むのは基本書と重複するので,重複部分でわかりにくい
部分のみ同雑誌を参考にした程度で使用しました。
上記の教材でわからない部分は,北陸勉強会に質問して回答していただいて
役にたちました。
自分で事例を考えて,自分なりの結論を記載して質問したこともありました。
1 はじめに
社労士試験を目指したきっかけは,公務員を躁うつ病のため分限免職になり,
新たに職に就くことができない体調であったため,妻に仕事もせずに怠けている
自分の姿を見せたくないためでした。
また前職が法律職であり,条文を読むのは抵抗を感じなかったので,自己啓発も
兼ねていました。
ですから,本気で社労士になるつもりで受験する方に比べれば,
「絶対合格したい」という本気度に欠けました。
2 合格までの経緯
平成22年のお試し受験から7回目でやっと合格できました。
今から思うと,平成23年に,勉強不足のため,受験申込みをしなかったことが
合格を長引かせた理由ではないかと思っています。
申込みをすれば,受験料がもったいないのでそれなりに学習したはずでしょうから。
また,申込み月の5月から8月まで期間があるので,必死になれば合格可能性も
あるし,たとえ不合格になっても翌年への知識の貯蓄になると思います。
ですから,5月早めに申込みをすれば,少しでも早期に勉強にギアが入ると思います。
実際,合格体験記の中に,初受験にして4月から始めて合格した方もいました。
躁うつ病は躁鬱を繰り返す病気ですが,鬱状態の時は寝たきり状態ですので,
躁状態の時は平静な状態のときのみ勉強ができました。
そのような学習状況ですから,合格レベルにはなかなか届きませんでした。
平成25年にようやく択一は1点足りず,選択は2科目基準点割れで,以前とは
ましな状況になりました。
模試を受けなければだめだという気になったのは,その後のことです。
特に改正法は,過去問集にはないので,模試に頼るしかないです。
しかし,平成26年度は合格率が高かったのに,学習不足で不合格でした。
そして,平成27年,29年と労Ⅰ選択1点に泣き,昨年は労Ⅰ選択問題に愚痴って
いました。(28年度は躁うつ病悪化のため欠席)
一昨年は母と最愛の愛犬を亡くし,昨年2月,3月は持病の躁うつ病のため入院したので,
実質4月から勉強を始めました。
ですから,昨年を最後にしようと思っていました。労Ⅰ選択は運と割り切りました。
正直,選択試験も綱渡りの解答で,たまたま結果的には総得点が33点とれ,
労Ⅰが3点ぎりぎりで救われました。
択一は48点でしたが,本番では,前年より解きにくかったです。
毎年労Ⅰの問題には不満をもっていたので,投げやり的学習でした。
ですから,決して自慢できる学習ではありませんでした。
6月まではあまり学習に気が乗らず,せいぜい7月,8月だけは最後まで
あきらめずにいこうと決めました。
あとは体調の問題でした。試験の1週間前に精神薬がきれ,連続3日間入院レベル
の体調でした。
実は平成27年度も当日同じ状態でしたが,どうにか試験会場にたどり着いたら,
労Ⅰ選択が1点で不合格点,残りの選択科目と択一科目は合格点という不思議な結果でした。
ですから「とりあえず試験会場に行って,マーク塗をしよう。」と割り切り
あとは運に任せました。どうにか,当日は体調が戻り受験できました。
しかし,本試験終了時は,選択も択一も常識問題は,基準点割れかもと思いました。
翌日各予備校の解答を見て,鬼門の労Ⅰ選択が3点取れていたので,少しは安心しました。
3 教材,学習にあたっての参考事項
前期LEC出る順必修基本書の長所は,平成以降の過去問部分がすべて
「平○年択・選」とマークがすべてついているので,マークの数が多い個所を
重点的に読めることです。
短所は,文章が条文,通達そのままの文章で記載されている部分が多く,
その事例や説明が不足しているので,自分で事例を想像するしかありませんでした。
そんなとき,自分で考えた事例を北陸勉強会に質問しました。
ゆえに,法律の文章を初めて目にする方にはお勧めできません。
むしろ,初学者には,「ユーキャンの社労士速習レッスン」が,文章が平易で
わかりやすくお勧めです。
ただ,本試験で出題される文章は,法令文そのままで出題されるので,
過去問でどのような文章で出題されているか,過去問を解くときに意識する
必要があるでしょう。
私の反省点から今後受験される方に参考になればと思い,以下のことを
お伝えしたいと思います。
基本書は,書店で手に取ってみて自分にあったものが一番いいでしょう。
過去問は少なくても5年分はやったほうがいいでしょう。それにより,
本番で正解肢を2者択一位に絞ることができます。
また,出題の仕方や出題分野がわかることができ,その周辺知識を増やすため
基本書に返るという繰り返しで知識が定着します。
初学者は,いきなり解答を見るのもよいと思います。そして,その部分を基本書
で確認する作業を繰り返すことをお勧めします。
1問1答ものか,5者択一ものかを選ぶかは好みだと思います。
知識の定着を狙うなら前者,どのような問題が正解肢かを重視するなら後者を
選ぶといったところでしょうか。
基本書を読むことに飽きたときやわかりにくい時は,いきなり過去問集を
やってみてすぐ解答をみて,その該当箇所を基本書で読むという方法は気分転換
になります。私が公務員試験の経済学の勉強でそれを取り入れて実際に役立ちました。
六法は不要と思われますが,労基法の選択対策のため,受験年の前年度以下
2年分の法律雑誌「判例タイムズ」又は「判例時報」で,労基法で訴訟になった
判例(最高裁のみ)の読込みをお勧めします。両雑誌とも購入する必要は
ありません。公共図書館で申込みをすれば,借りられますのでコピーできます。
判例用語には,「公序良俗違反」「信義則違反」「公平の観点から」など,
日常の語句とは異なるものが含まれており,結論部分も含めて,選択問の空欄語句
を想像して読むことをお勧めします。
読む箇所は,事案の概要と判例部分のみで,解説は読む必要はありません。
模試は,受験界ではぜひ受けるべきというのが通説のようです。
目的は,山あて,時間配分,どの科目からやるかなどでしょう。
私は,それプラス,択一の3時間半が本当につらかったので,脳の持久力向上
の目的もありました。
いくつの予備校の模試を受験したらいいかは,7月頃は焦って復習も大変
でしょうから,多くても2つの予備校分まででしょうか。
ちなみに,私は,「資格の大原」1校だけでした。
4 振り返ってみて
7回受験の私ですから偉そうなことはいえませんが,今でも社労士試験に
関する感想は変わりません。
社労士試験の合格レベルに達するには,暗記が主でかなり疲れますが,
2年あれば十分身に付くと思います。
ただ,それと結果的に合格するかは別だと思います。なぜなら,最近の労Ⅰ選択
(その年によっては社Ⅰも含む)は,統計や白書から出題されており,
現場で勘に頼らざるを得ません。ですから,運が悪ければ永久に受からないかも
と覚悟しました。
現実に,ここ数年,択一60点レベルの受験生が労Ⅰ選択基準点割れで不合格の方
が少なからずいるそうです。
昨年の労Ⅰ選択は,次世代法が2問出ていたので,努力した人が少しは
報われたでしょう。しかし,残りの3問は知らない問題で,すべて勘と手さぐり
でしたので,運がよかったとしか言いようがありません。
やはり,社労士に補佐人制度ができたからには,個人的には,常識科目の代わりに,
民法,民事訴訟法,憲法を試験科目に加えないと,他の法律家から社会的に
認められないといった感想をかねてから持っています。
私は,元の職業柄,労基法を学習している際,事例を想像するたびに,
労基法や労働契約法で労働者を救済できなければ,民法415条の債務不履行
(安全配慮義務違反)や709条(不法行為)の規定で救済できるのではと
問題意識を持てたことは,かつて民法を学習したおかげだと思います。
現在私は,障害年金2級受給者で体調上も働くことができません。
今後私がやるべきことは,入院中に知り合った患者仲間に障害年金の存在を
お教えすることです。
実際,障害年金の制度さえ知らない人が多いのが現実です。
精神科に入院してわかったことですが,かなり苦しそうな精神疾患者や家族からも
見放されて恵まれていない患者さんがたくさんいます。
国家に広い裁量権がある給付行政とはいえ,やはり,制度を知らない人が
損をする世の中にはしたくないものです。
国家予算の都合があるとしても,給付要件を満たしているならば,その方に
は障害年金を受給してもらいたいです。
今後,社労士になられる方にお願いしたいことは,主に事業主と仕事上の話を
することが多くなるでしょう。
どうしても使用者側の立場にかたよりがちになる一方で,立場の弱い労働者の
救済についても法的知識を駆使してほしいと願うばかりです。
最後になりましたが,先生のメルマガを最後まで読み続けてためになった
だけでなく,その内容がおもしろくて楽しかったです。
最後までお読みいただき有難うございました。