仕事と受験の両立 全8名分掲載中♪

~ Yさん ~          

 “H12年度合格者”
 
通勤途中の電車の中で教育訓練給付金制度を知り、安易な気持ちで学校へ行き始めました。すぐに大変なことを始めてしまったという後悔もありましたが、丁寧で親切に指導してくださる講師陣や仲間に恵まれ、自分だけが落ちこぼれるのは嫌だ!という信念から最後まで諦めずに頑張れました。
しかし、仕事と勉強との両立は辛く、毎日家に帰るとクタクタで仮眠した後に勉強を始めていたのですが、そのうち完全な夜型になり、会社へはいつも””眼の下に隈””を作って行っていました。とにかく限られた時間しかなく, 仲間からもらう資料にもほとんど目を通すことができなかったので、試験までは””とれとれ社労士””と””過去問””に集中的に取り組み最後の実力アップにつながったと思います。
1年目で奇跡的に合格できた理由を上げるとすると、やはりいろんな問題を見るよりも、間違った問題を次には間違わないように繰り返した事にあると思います。
そして、最後まで受かることだけをイメージして、当日はkeikei先生から頂いた合格祈願の葉書をポケットの中で握り締めながら、試験に挑みました。


*****keikei先生!心強い応援をありがとうごさいました!!*****
合格してしみじみと思うのですが,自分一人では合格できなかったと思います。是非、良い先生や仲間と一緒に刺激し合いながら頑張ってください。

~ プリンセス ~        

 “H12年度合格者”


・受験回数  3回  

(ただし、1回目は全科目履修していない状態で受験。経験のために受けました。)


・勉強方法  通学


・使用問題集  

1. LECの過去問題集(全部できなかった、6割くらいかな~) 

2. ライセンスの完全予想問題集(ひととおり1回まわした) 

3. マンパワーの一般常識問題集(細かく、知らない知識ばかりだったので途中で放棄した)  4. マンパワーの記述式対策問題集(1回まわした、と思う)    

その他は、けいけいのとれとれ社労士と、模試の問題をしてました。


・受験勉強中のエピソード (自分なりに工夫した点) 

それはもう、1.仕事との両立に苦労し、

2. 受験前2ヶ月はデートを 週1回になるように

がんばって減らしたことです(たまの反則はOK!)。 

3. あと、学校を変えたのにもかかわらず基本問題集を変えなかったことかな。

私の場合、今年の1月から4月末まで週2回通学し、その受講中は集中していました。 

その間自宅学習はほとんど皆無。5月は学校もなくなり、仕事は超忙しくって正直あせりました。

で、6月からフレックスにしてもらったこともあり、平日に 週合計4時間くらいと、日曜日に

5~6時間くらい、とようやく勉強時間が確保できました。 そこで初めてノッテきたという感じ。

そして終盤8月は夏休みと年休で勉強時間を ぐんとかせぎました。 あと、問題集をやりっぱなし

にしないことを心がけました。 もうわかってるっていう問題でもちゃんと解説に目を通すように気

をつけました。 模試も結構活用したと思います。 あまり参考にならない体験記ですが、やっぱり

時間よりも集中だと思いました。

~MKさん~        

 “H13年度合格者”


1.受験回数 平成11年度から3回
2.通信・通学の別 1年目・2年目:通学  3年目:通信
3.利用した団体、利用した講座名   

 1年目:大栄   

 2年目大栄:Wセミナー(白書対策)  

 3年目:大原、IDE社労士塾(法改正)、Wセミナー(白書対策)、keikei先生のML


4.利用問題集

・「条文順過去問集」(労働編・社会保険編)(IDE塾)

・「社労士過去問マスター」(労働編・社会保険編・一般常識編) (東京法経学院出版)

・「出る順社労士選択式マスター」(労働編・社会保険編)(LEC出版)

・「社会保険労務士試験一般常識対策150問」(日本マンパワー出版)


 去年まで利用した問題集

・「社労士試験過去問題集」(日本法令編)

・「社労士試験完全予想問題集」(日本法令編)

 

六法全書
1年目・2年目「労働法全書」 

3年目「社労士受験六法」


雑誌 「社労使V」(日本法令)


5.学習時間と勉強方法

1年目:通学校のテキスト・問題集を中心に約500時間

2年目:通学校のテキスト・問題集以外に上記市販の問題集、他校の模擬試験も受験  

    勉強時間:前年の8月から8月までの13ヶ月間で約2000時間

3年目:通信教育のテキスト・問題集その他上記の問題集、模擬試験(3校)    

    勉強会(毎月1回)、メルマガを中心に前年の12月1日から8月の試験日

    まで約1200時間

 

勉強方法:1年目はあまり力をいれて勉強していませんでした。6月以降 追い込んで勉強しました

     が、記述式28点(最低点3点)、択一式47点 (最低点4点)で不合格。 

 

     2年目は1年目の反省に立ち、試験後1週間目より学習を開始、平日3時間、 

     土曜日、日曜日・祝日・有給休暇は一日10時間、盆休み、正月も休みなしで勉強し、

     模擬試験でも上位4~7%に入り、自信はあったのですが、 択一式53点を

     とるも選択式34点(最低、社一の2点)で足きりにあい、不合格。

     ショックは大変なものでした。 

 

     3年目は、前年の反省に立ち、選択式に力点をおき、基礎問題を落とさないように勉強

     を続け、模擬試験では上位2~3%に入るようになりましたが、 本試験では選択式

     国年を残り時間10分間で見直し1点から4点に引上げ、 選択式37点(最低点4

     点)、択一式53点でようやく合格基準点をクリア。 なお、2年目・3年目は、

     仕事、食事、睡眠以外の時間のほとんどを学習 時間に費やしました。

     もちろん、通勤時間、お昼休みの時間も学習時間に当てました。 

     学習の基本は、「理解」=>「記憶」=>「演習」の繰り返しです。 

     テキストを熟読することと「白書」のポイントを押さえること、過去問は90%位

     正解出来るよう3~5回くりかえす。本試験では、見たこともないような問題が

     毎年だされるので、予想問題集も3回位繰り返す必要があると思います。

     過去問に関しては、「条文順過去問集」とメルマガが大変効果的でした。

 

6その他 

 40歳台後半の中年受験生ですので、記憶力も衰え、忘れることも多かったのですが、

 繰り返し学習で克服するよう努力することが一番苦労した点です。 そのため、

 勉強時間がすごくかかりましたので、若い人には参考にならないかもしれませんが、

 諦めずに毎日コツコツ努力すれば絶対に合格する試験だ と思います。

 会社でいやなことがことがあり、勉強する気がしない日もありましたが、

 毎朝通勤時間に勉強していましたので、勉強をしなかった日は一日もありませんでした。

 次に、模擬試験の成績と本試験の合格は必ずしも比例しないということも体験しました。

 模擬試験の結果が良いとかえって油断してしまいます。 模擬試験の成績が悪くとも

 最後に必死に追い込めば合格で出来る試験だと思います。 

 結局、この試験は、誰もが解ける基礎的な問題を絶対に落とさないことと社労士に

 なりたいという執念が合格をもたらすと思います。
 長々と書きましたが、仕事を持った中年受験生の方々に参考になれば幸い です。 

 国家試験は、合格するか諦めるかの二つに一つです。

 社労士を目指した初心 を思い出し、多くの方々が合格されることを祈念しております。

~ Ymegaさん ~           

“H13年度合格者”


1.通信、通学の別  勉強1年目 通学  勉強2年目 通信
2.利用した団体名、講座名  

  勉強1年目 TAC総合本科生(教室)        

  TAC横断セミナー、一般常識セミナー        

  日本マンパワー模試  

 

  勉強2年目 TAC上級本科生(通信、資料会員)        

  TAC択一式攻略ゼミ、一般常識セミナー、中間模試        

  Wセミナー模試        

  keikei先生の有料メルマガ


3.学習時間  

 合格した年の勉強時間は、  平日は、30分~2時間ぐらい    

 休日は、6時間~11時間ぐらい


4.使用問題集(主なもの)  

 通学校のテキスト、問題集。うかるぞ社労士。  

 LEC 出る順社労士ウォーク問本試験問題集、選択式マスター。  

 keikei先生の有料メルマガ


5.受験回数 3回(うち、初回はお試し受験)
受験動機は、会社で社会保険の業務を担当するようになり、次第に社労士の資格に興味を持ち始めたこと。私の場合は、勉強より受験が先でした。受験してみて勉強出来るかどうか判断したかったのです。
勉強1年目は、通学でした。会社帰りに週2回通いました。この年に合格出来なかったのは、復習の時間が足りなかったのと、一般常識までなかなか手が回らなかったことだと思います。
そして2年目。自分の勉強時間を少しでも多く確保したかったので、通信を選びました。資料のみ、カセット、ビデオがありましたが、私は資料のみを選びました。カセットやビデオだと、それを聞いただけ、見ただけで勉強する気になってしまうと思ったからです。そして、keikei先生の有料メルマガも全て購読しました。通信だと情報が入りにくいし、何よりも先生のメッセージがほぼ毎日届くので、かなり勇気付けられました。
12月から勉強を再開し、GWまでは一般常識以外の科目について、過去問を解きながら、テキストに戻ってインプットする作業に徹しました。あやふやな部分はテキストに過去問の問題番号をふっておきました。こうすると、苦手な部分が汚れてくるのです。自分の弱点がわかりますので、その部分だけ書き出して、通勤電車で覚えました。
一般常識の科目は5月ぐらいからぼちぼち始めました。keikei先生の有料メルマガが一番助かりました。私の場合は紙に打ち出して通勤電車の中で読み、1周した時点でまとまった時間をとり、テキストと照らし合わせながら、横断的に覚えるようにしました。結構似ている法律が多いので、横断的に覚えていった方が効果的だと思います。
模試は3回受けました。いずれも点数は散々で本当に合格出来るのかしらと頭を抱えたものです。しかし、気持ちを切り替えて、間違えた部分を抜き出し、同じ過ちはしないように、何度も繰り返し復習しました。
勉強場所は、通勤電車の中と学校の自習室でした。平日は仕事で、残業もありましたので、なかなか勉強出来ませんでした。その分、週末は朝9時~17時、調子のいい時は20時過ぎまで自習室で勉強しました。
そして試験当日。お腹の調子が悪く、体調は万全ではありませんでした。午前中の選択式は、なかなか答えが出せず、ただただ落ち込んでました。午後の試験を放棄して帰ろうかと思ったぐらいです。でも、せっかくここまで来たのだからと思い直し、午後の試験は淡々と解いていきました。一通り見直しをして、さっさと退出してしまいました。家に帰り、解答速報が出たので答えあわせをした後、keikei先生に「今年も駄目でした。来年も頑張りますので宜しくお願いします」とメールを出したぐらいです。ちなみに、選択式29点、択一式45点(各科目4点以上)でした。
が、奇跡が起きたのか?運命の11月15日。官報のHPで自分の名前を見つけたときは鳥肌がたちました。家に帰ったら合格証書が届いていて、本当に合格したんだと実感しました。今年から採点基準が公表され、自分はちゃんと合格基準の中に入っているんだと確認しました。
私が言えるのは、最後まであきらめないこと。模試で最悪な点数をとっても私のように合格できるんですから。会社勤務の人は、ぜひ通勤電車の時間(私の場合は片道1時間ちょっと)でも、かなり頭に入りますので、活用して下さい。来年の試験、ひとりでも多く合格するよう応援してます。頑張って下さい!!

 

~ ふみゆうさん ~        

  “H13年度合格者”


1.通信・通学の別       通学(通信でやりとおす自信がなかったので)
2.利用した団体(予備校)名、利用した講座名(直前講座等も含む)     

  DAI-X(2000.8~) 社労士講座に在籍したのは2年。(内、半年強の自主的休学あ

 り)

3.学習時間と勉強方法(通勤時間をフル活用したとか・・・)       

1年目の受験直前の6月に11年勤めた会社を辞め、試験に臨んだわけですが、精神的に追いつめ

られ合格しなくちゃいけないという脅迫    観念にかられれしまい失敗。(4月に引越し、6月の退

職で、勉強時間    もとれなかったのも原因!?)表面的な勉強時間だけで計れないものがあると

実感しました。無職でしたので、直前期の約2月は1日10時間以上の勉強時間はあったものの、

身にはついていなかったのかもしれません。直前に、選択式への変更のお知らせがあったり、

動揺もありました。

    他の受験生も同じ環境だからと気にしないようにしようと思えば思うほど    気になったりしてい

ました。本試験では、選択式で社一で2点しかとれず,択一式の自己採点をすることすらできずに

いました。奇跡を期待して、発表日まで待つだけでしたが、不合格。

 

  そんな状況もあり、2年目の勉強は直後9月からははじめることはできませんでした。

社労士テキストには目もくれず、AFPの勉強をはじめていました。翌2月のAFPの試験までは、

社労士の勉強は完全に休業の状態。KEIKEI先生のメルマガ等の購読程度でした。

DAIーX講義に出席しはじめたときは、2月の半ば2クール目の労基のおわりからでした。

 10月から半年間、職業訓練校に通っていましたが、修了予定の3月,仕事をどうしようか

考えました。前回、仕事を辞め、試験に臨んだものの失敗した経験のある私は、職には就こう!

と決心し、職業訓練校で介護のコースを選択していたこともあり、自宅より10分程にある

有料老人ホームに勤めることにしました。土日休みではなく、シフト制の勤務でとてもきつい

仕事にあえてついてしまいました。資格はもっているだけでは、意味がなく、実務経験が

あってこそ使えるものになるという信念と、仕事をもった生活をした上で、社労士試験に

合格したい!という気持ちが大きかったからです。

   介護の仕事に就いたことにより、私なりに工夫した勉強方法がありました。   

休憩時間は、狭い休憩室でTVをみたりしながら何人もが過ごすわけですが、   ”いかにも勉強して

います!”という感じにはしたくなかったので、PHS のメール機能をもちいて、友人とメールを

しているかの様子で、条文,KEIKEI先生のメール等を転送しておき、読んで覚えるなど

時間を活用していました。

     模試は、他校のものを受験したかったのですが、そうそう休める環境ではなく,自宅受験

ということで2社申し込みました。直前講習などは受講できる余裕はなく、直前の1週間の

休みをとれたことが唯一でした。この1週間に、答練,模試、成美堂出版の問題集をできるかぎり

何度も繰り返しました。模試、答練   受験の際は、あまりよくない成績でも、間違えた箇所、

まぐれあたりの箇所をきちんと自分のものとして本試験に臨めたのは、大きな自信となった

と思えます。また、満点をめざすのではなく、取りこぼさないようにと意識することが

できました。昨年の試験の直前と全く異なるのは、試験は水物なので、絶対・完璧などという

ことは難しい・・・、今年がだめなら、基礎から固め直して来年受験しよう!という気持ちに

素直になれたことにより、精神的な安定   が図れたことが一番だと思います。

     そんなこともあり、来年の受験のために、直後の9月より社労士講座にも通っていました。

11月合格となり、現在は、将来開業したいこともあって、行政書士講座に振り替え通い

はじめています。       

ちなみに、H13年度の本試験結果は、77点/110点満点でした。択一の労基と国年で

9点(一般は4点でしたが)取れていました。厚年も8点取れていましたが、これは、

年金アドバイザーの勉強をしていたお陰かもしれません。

銀行業務検定試験が3月初旬にあります。社労士受験生の方は、模試もまだまだ先の頃

ですので、3級、又は2級を受験されてみたらいかがでしょう?

知識の整理や確認になると思います。

 また、緊張感がなくなることもあるかもしれませんが、私は2001年、AFP,CFP、

DCアドバイザー、FA等数々の試験に挑戦しました。   

全てが良い結果となったわけではありませんが。社労士本試験の際も 適度な緊張感はある

ものの、必要以上の、脅迫的な緊張感を味わうことはなくなりました。


4.使用問題集(過去問のみとか、選択式と予想問題集とか・・・) 

 ・DAI-Xテキスト・問題集、答練 

 ・模試(DAI-X,日本マンパワー、TAC)   

・成美堂出版「一問一答の社労士問題集」   

・労働経済白書


5.合格までの受験回数    ・2回

~ TK893さん ~       

 “H15年度合格者”


■年齢 30代半ば
■性別 MEN
■方法 独学
■期間 3箇月(プラス準備期間2箇月)
■状況 会社勤めのときに貯蓄した700万を生活費等にあて、派遣社員として短期の仕事

 を繰り返しながら独学にて学習
■前年 選択式の労働の一般常識が2点で足切   択一は8割超
■学習方法利用 

 過去問(同じもの)2冊 ⇒ LEC   TEXT 1冊 ⇒ LEC   

 模試2回 ⇒ LEC   同じものにすべて統一。
■詳細 

 短期でしか集中力が持たない為、演習と暗記を3箇月と決め、計画を立てる。前年も同様。(プラス2箇月)その他の時間は、情報収集に廻す。問題集は、同じものを2冊購入。1冊目は、回答と解説TEXTを利用し、すべて正しい肢に書き直す。それと付箋にて、重要情報を書き込み。すべてそれは単純作業。覚える事をしない。この作業が2箇月ほど。(これがプラス2箇月)日に1.5H。あとはHPや無料メルマガを数多く、閲覧や購読する。これで、改正情報や一般常識情報を収集。印刷して、百円ファイルに科目別にファイリング。目次も作成。残り3箇月間で、問題演習。間違えたところは、同じ過去問題集を利用し、作成したレジュメでチェック。これを5回廻し。模試を2回受験。情報の統計を駆使。一番多く重複する情報は、出題確率が高いと感じ、100%取りこぼしのないようにした。2番目3番目の重複部分は、過去問と比較。何年単位で出題されているのか・5年以内に改正されていないか?2、3年以内に改正される噂が流れていないか?などと照合する。大方、予想問題集の問題に該当するため、予想問題は購入せず。メルマガの選択式予想問題を解いただけ。当日は、病気にかかっていた。試験官は、特別を許さず通常試験を指示。そのため、1時間に休憩を2回も入れる羽目に。それが反対に冷静さを保ち、合格。


■働く社会人の方に働いているからこその学習方法があるはずです。統計の駆使や情報収集は、社会人として出来て当然?時間の使い方も上手にできるはずではないでしょうか?一般常識も日経など新聞から十分予想をすることが出来ます。興味やヒントも自分の給与明細や、総務人事の情報があると思います。私も昨年は余裕顔していて、前祝までして、足切1点に泣きましたが、根が893なため、短期決戦で臨みました。受かってしまえば、自分の仕事と照合して目標決めできます。がんばれ勤労学習者!長々とすみません!


■参考HP 

 JIL・労働SPOT・新日本法規・官公署   

 有名な労務管理系のコンサルタント・受験機関・新聞社・ビジネス書籍出版社などあくまでも、

 仕事の一貫として、閲覧していたものを活用。

~ 岩田裕さん ~       

 “H15年度合格者”


11月14日9時半、勤務先の側に社会保険労務士会があることから、ちょっと職場を抜け出し発表を見に行きました。偶然開いたところに(本当に偶然でした)自分の名を見つけ、間違いではないかと何度も受験番号と見比べてしまいましたが、胸がドキドキうれしさに天にも昇る思いでした。
社労士のチャレンジは勤務先の不振により自らの人生は自ら切り拓いていくとの強い思いからスタートしたものですが、1年目は労基択一が3点で1点に泣き(>_<)、2度目のチャレンジで合格することができました。苦手意識を払拭することがなかなかできず、今年も労基択一の足きりに引っかかりそうで発表までもんもんとした日々を過ごすことになりましたが、どうにか合格することができました。それではサラリーマンである私の勉強方法等をご披露します。おそらく他の方とそう違わないと思いますが参考になればと思います。
勉強方法は通学(TAC)が主で、1年目は平日の夜における基礎コース・2年目は日曜日の経験者コースでした。特に一般常識は不安の固まりでしたので、通学のオプション講座に加え、「とれとれの一般常識対策講座」を利用させていただきました。「とれとれ」は勉強の切り口を変えて違う観点から理解するには絶好のツールでした。テキストはTACの「新標準テキスト」、問題集は択一対策にTACの「合格のツボ」・選択対策にLECの「出る順 選択式マスター」をベースに過去問は東京法令出版の「社労士完全過去問集」を利用しました。1年目はいろいろなものに手を出しすぎた反省から2年目は浮気をせずに上記テキスト類と「とれとれ」に徹底しました。特に過去問集はCD-ROMによるパソコンを利用することで、ひたすら回数をこなし、年度別・項目別・間違い頻度別に10年分を最低5回はやりました。自分の性格からテキストを丁寧に読むというよりは、ただひたすら問題を解いて理解・覚えるという方法を徹底したのが良かったのかもしれません。それにサラリーマン・子供が小さいということから夜の勉強時間確保はなかなか困難で、さらに酒好きなことから帰宅後の勉強は行わず、朝早起き作戦を行ったのが最終的な勝因かもしれません。
1年目も2年目も、年内から3月頃までは4時起床で出勤準備までの2時間を、3月以降は3時半起床、初夏からは3時起床で毎日最低3時間の時間を確保しました。土曜も日曜もこのパターンは変更せず(土日だからといっていっぱい勉強はしませんでした)、とにかく貫き通しました。早起きが難しいという人が多いですが、サラリーマンが時間を確保するには最善の策と思われます。絶対お勧めです。
最後に…「やると決めたことは最後まで徹底する」ことが大事だと思います。それが土壇場で底力を発揮する根元になるはずです。幸いにして今年合格することができましたが、次は皆さんの番です。

~塚田和浩さん~

 

 塚田 和浩

・受験回数

 5

・通学か通信か?独学か?

 独学+とれとれ+フルスロットル講座

・主な使用教材、テキスト等

 うかるぞ社労士+同社の過去問+ipod版過去問

 

【社労士を受けようとした経緯】

 私は、介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格を持っていて、福祉施設で働いています。多くの方から相談を受けますが、相談内容を見ると福祉の分野だけでなく、年金や健康保険、時には失業してお金のやりくりが難しいという内容も多々ありました。

 そんな時に社労士の事を知り、是非社労士の資格を取り、介護支援専門員の資格と合わせて、ワンストップの相談をしたいと思い、社労士試験を受けることになりました。

 

1回目の試験】

 介護支援専門員受験の際は、テレビでもコマーシャルをしている大手通信教育の講座を受講しました。この講座はなかなかできが良く、私は1回目の受験で90%以上の得点を得ることができました。

 この大手通信教育には社労士の講座もあり、また、「勉強期間は6か月程度」とありましたので、半分甘い気持ちで勉強を始めました。しかし、これがドツボの始まりで、テキストを1周する間には前の科目は忘れ、また、介護支援専門員の時と同様にサブノートを作ろうとしたので、試験日までに過去問を1回転するのがやっとでした。

 もちろん成績は、…でした。

 

2回目の試験】

 1回目の試験で撃沈し、「このままではまずい!」と感じた私は、ここにきてやっと、ネットで社労士試験の大変さを知りました。その中で、ある社労士講座が良いという評判を聞き、同社のテキストと、1回目の試験ではちんぷんかんぷんだった年金講座を受講しました。しかし、このテキストは誤字、脱字、内容の間違えが多く、正誤表を見ながらテキストを修正するだけで2日もかかってしまいました。

 この年の試験成績は、前年よりも良いものの、またもや不合格でした。

 

3回目の試験】

 この年もこりもせず、2回目と同じ先生のオリジナルテキストを買い、勉強を進めました。流石に3回目の受験となると、いくらなんでも若干の進歩があり、過去問の選択式問題はテキストに黄色でマーカー、択一式問題は赤でマーカー、法改正は青でマーカー、模試は緑でマーカーし、それぞれの解説も4色に色分けしてテキストに書き込みをし、テキストを見ればどの分野からの出題が多いか分かるようにしました。

 過去問も次第に正解できるようになり、模試の成績もまずますだったので、「もしかしたら、今年はいけるかも。」と思い始めました。実際、本試験結果は各学校の予想を少し上回っていましたが、この年の択一は没問が多く、結局、択一で1点足らず、3回目の試験が終わりました。

 

4回目の試験】

 3回目の試験で手ごたえを感じた私は、通勤時間や隙間時間でも勉強できるフルスロットル講座を受講しました。これに加え、3回目までのノウハウに従い勉強を進めましたが、またもや択一の1点に泣きました。

 

5回目の試験】

 2年間、択一の1点に泣きましたので、「問題演習をもっとやらなければならない。」と感じ、ipodの過去問集に取り組みました。あわせて、一般常識は範囲が広いので、keikeiさんの講座も受講しました。通勤時間と隙間時間の活用で、フルスロットル講座とkeikeiさんの講座は10回ほど聞きました。一般常識は範囲が広い割にテキストではそれほどページを割いていないため、一般常識は完全にkeikeiさんまかせでした。また、過去問も、問題集ベースで5回、ipodベースで6回程度回すことができました。文明の機器を活用することにより、今年は勉強時間を過去最高の1,028時間にまで伸ばせました。

 その結果、本試験の自己採点は、選択31点、択一54点で、基準点以下はありませんでした。あとは、マークミスのみが心配でしたが、官報に私の受験番号を見たときは、「ゆずの栄光への架け橋」が脳裏に何度も何度も流れてきました。「いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある…。」

 

 試験は決してあきらめてはいけないこと、そして、失敗を分析し、その失敗をいかに修正することが、合格への鍵だと今となっては痛感しています。

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